楽しきつきなみ日記

楽しいけれどつきなみな内容の日記

セミの死骸は夏の終りの証し

昨日、お父さんが蝉の死骸を持って来ました。

私に、ほらっと、差し出したのです。子供だ!
 
どうやら、私の前に、お母さんにも見せたらしく、珍しくお母さんが蝉の死骸を、とか何とかぶつくさ言ってるな~と、思っていたところに、お父さんが来て差し出されたのです。

夏の盛りには、アブラゼミの大合唱が行われますが、他のセミの声は、ほとんど聞きません。

かろうじで、アブラゼミに張り合えそうなのは、ミンミンゼミですが、如何せんアブラゼミの声が大音量なため、セミのイメージはアブラゼミで占められています。

そんな環境で育ったため、見せられた蝉の死骸が、何の種類か、まったく分かりませんでした。

調べてから、埋めてあげれば良かったのですが、調べ終わる前に埋められてしまうと思い、先に写真を撮ってから調べたため、蝉素人のわが一家では、三人揃っても種類は判明しませんでした。

写真は、上手く撮れたとは思うのですが、写真と写真を比べるのは慣れないせいか、比較が難しいのです。

また、インターネット上の画像が、すべて写真とは限らないのも、落とし穴でした。

イラストでも、細かいところまで描かれていますが、やはり、比べ慣れていないからか、分からないのです。


お母さんが「エゾハルゼミじゃないか~?」と言えば、私が、「エゾって北海道?ここ(愛知)にいるの?」と言い。

お母さんが、さらに「北海道から九州に分布って、あるよ。」と言えば、私は「あっ、そうなんだ?…あれ?でもさ、チッチゼミ?っぽくない?小さかったし。」という具合。

調べれば、簡単に分かると思っていたため、まさか分からないままとは。現物を目の前にして、調べなかったのが悔やまれました。

分からないながらも、蝉の死骸を目の前にして、あぁ、夏も終わるのだな~、これも夏の思い出になっていくのだな~。と、しみじみ思ってしまいました。